金花猫大明神のご紹介[2018年03月14日(水)]
当家では、いかり娘とダムという犬と一緒に皆さんをお待ちしていますが、近くに猫を祭った場所があります。「金花猫大明神」というのがそれですが、金花猫の謂れなどは三依の地域起こし協力隊の、斎藤隊員が作っているブログ「三依をもっと知ってほしいのです」を見てください。
私は前身が旅行会社(JTB)勤務であったので、しかも地域の歴史が大好きなので、この地に5年前に移住したときから、金花猫に興味を持っていました。しかし、地域での反応は今一つ、今でも小さな墓標のようなものが一基立っているだけで、とてもみすぼらしい姿に残念に思っています。地域でもう少し、この猫に光を当ててせめてお祭りなどをやれないのでしょうか。今の猫ブームは大変なものですし、テレビ新聞などでも毎日のように特集されています。今の金花猫の墓所をもう少し立派に、せめて屋根付きの屋形を作れば、詣でる人も飛躍的に増えると思います。観光的には、「猫饅頭」「猫のお守り」「御祈祷付き猫の餌」「猫まんま(人間用)」など、金花猫と集落が一体となった販促が可能で、地域お越しの貴重なフアクターになりうるのではないでしょうか。なんでこうした貴重な歴史遺産に日の目を当てようとしないのか、私には理解できません。
因みに、私が単に思い付きで物を言っていることでない証に、猫で実際に頑張っている地域を紹介します。集落で慰安がてら研修にでも行くべきでないでしょうか(余計なお世話といわれるかも知れませんが、見るに見かねての老婆心です)
参考地
芦ノ牧温泉駅の初代猫駅長の神社
猫神社としては、この辺では最先端の神社、駅のそばの立地特性もあり参拝客が絶えない。駅で、猫グッズも販売し駅自体が猫駅かしています。今は2代目が頑張っています。
山形県高畠町の猫の宮
これは歴史の深い神社です。その昔、江戸時代、村人が猫を飼っていたのですが、ある時からその犬は片時も主のそばから離れなくなりました。それを飼い主がうっとうしくなり遂にその猫の首を落としてしまいました。瞬間、その首は天井裏にまで飛んで、隠れていた大蛇に噛みついたのでした。飼い主の傍から離れなかったのは、大蛇を警戒しご主人様を守ろうとした猫の飼い主に対する忠誠だったのです。飼い主は、痛く悲しみこの神社を作ったそうです。実際結構な規模の神社で、お守りや写真などが神社内にたくさん張られています。因みに、すぐそばに「犬の宮」という神社もあり犬も祭っています。
「猫の宮」「犬の宮」同じ場所で、犬猫が祭られているのは、全国的にも例がありません。しかも江戸時代からの話で、歴史遺産十分の価値です。
三依ももう少し本気度をだして、考えてみてください。地域の歴史は、ご先祖が皆さんに残した遺産です。活用してくださいね。